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今月初旬のメルマガで、言語化の話をしました。
すると、思ったよりも反響があって、たくさんメールが来ました(^^
コメントもたくさん書いてもらいました。
「面白かった」という声と、「よく分からなかった」という声が、同じくらいありました。
メルマガで書いた話は、一般的な意味の言語化の話ではなかったので、ちょっと難しかったかなと思います。
今日は、改めてそのフォローをします。
言語化というのは出す力のことです
言語化という言葉が、随分流行っているようです。
自分の思っていることを、的確に言葉にして伝える技術のことですね。
言いたいことがまとまっていないと、確かに伝わりません。
だから大事と言えば、大事です。
でも、僕が気にしているのは、そっちではないんです。
どちらかと言えば、逆のほうです。
言語化が上手な人でも話が通じるとは限りません
ちょうどいいコメントをもらったので、紹介します。
メルマガでも紹介しましたが、こざるさんがこう書いてくれました。
こざるさんより:
先日、彼が私と出会う前に書いた文章を読む機会がありました。読んで納得する内容で、思慮深さも滲み出ている、彼らしい文章でした。彼は彼の職場で、彼の積み重ねてきたものをきちんと言語化していました。同じ仕事をしてきた私には非常に納得できる内容でした。きちんと言語化することは、仕事の成果や今後の課題を考察していく上でとても大切で、彼が実力をつけてきたのはこういうところからだと改めて納得しました。
私は彼とは正反対で、体現して仕事をしてきた感じです。感性でここまで来てしまったところもあります。
だから、彼の言語化する力を改めて見習おうと思っていたところでした。そんな彼は、私の我儘を素早く察知して、上手く対応する力をまだまだ身につけていないようです…
秀逸なコメントだと思いませんか(^^
前半と後半が、きれいな対比になっています。
彼は、自分の積み上げてきたものを、誰にでも分かる言葉に落とし込める人です。
一般的に言語化というと、まさにこれのことでしょう。
ところが、最後の一文です。
その彼は、こざるさんの意思を汲み取って、望む対応をすることはできていない。
同じ人の中で、片方はできていて、片方はできていないんです。
つまり、この二つは、まったく別の能力だということです。
出す力と受け取る力は別のものです
このコメントを読んで、リクさんがこんな感じで整理してくれました。
リクさんより:
言語化する力
→ 自分の考え・経験・感情を、相手に伝わる形に変換する力。文章にする
順序立てて説明する
何を伝えたいか整理する
抽象的なことを具体的な言葉にするこれは「自分の中にあるものを外に出す力」。
一方で、
受け答えする力
→ 相手の中にあるものを受け取って、理解して返す力。その中に、
聞く(内容を聞く)
聴く(感情や背景まで受け取る)
訊く(分からない部分を確認する)がある。
そして相手を理解するためには、
「この人は何を言っているのか」
「本当は何を求めているのか」
「目的は何なのか」
「認識にズレはないか」を見る必要がある。
出す力と、受け取る力。
これ以上ないくらい、分かりやすいと思います。
そしてリクさんは、受け取る力の中身を、さらに三つに分けています。
聞く。内容を聞くことです。
聴く。感情や背景まで受け取ることです。
訊く。分からない部分を確認することです。
言語化ブームが扱っているのは、出す力だけです。
僕が気にしているのは、どちらかと言えば、受け取る力のほうです。
話の中の一点だけに反応していませんか
受け取れていないと、何が起きるのか。
みおみおさんが、いい書き方をしてくれました。
みおみおさんより:
「対話の技法」のカバー範囲とは違うということは、相手の気持ちを想像しましょうとかそういう話ではないということですよね。
総合的に見て何を言いたいのかを考えようってこと?
自分が人の話を聞けなくなってたとか他人が話を聞いてないように見えるときって、大抵は、ひとつの単語や一文に意識が引っ張られて、文脈とか話の背景とかを度外視してると思ってます。
全体の流れではなく、流れの中の一点だけを見つめてる感じ。
話す側からすると、そこで流れを止められるような感覚。そういうこととも、また違う話なのかな〜。
最近ずっとこのことについて考えてます……σ(Ⲻⲻ Ⲻ )
これです。
相手の話の中の、たった一語に反応してしまう。
そして、その一語について話し始めてしまう。
本人は、話を聞いているんです。
聞いた上で、思い浮かんだことを返しています。
悪気はまったくありません。
でも、相手から見ると、話が止まっています。
自分が言いたかったことは、まだ半分も伝わっていません。
これが何度か続くと、相手はこう思います。
「この人は、話を聞いていないな」
大人になると読解力は測られません
ここが、いちばん怖いところです。
出す力には、「言語化」という名前がついています。
名前がついているから、本になり、講座になり、ブームになります。
受け取る力には、名前がありません。
だから、誰も教えません。
誰も習いません。
それどころか、測られることもないんです。
学生の頃は、国語のテストがありました。
読解力は、点数になっていました。
大人になってから、読解力を測られたことのある人はいますか。
ほとんどの人は、一度もないはずです。
仕事の面接なら、落ちます。
落ちれば、何かがまずかったと分かります。
恋愛には、不採用通知が来ません。
「あなたは何も悪くない」と言われて、静かに終わります。
正確に受け取れる人は驚くほど少ない
何だか暗い話に聞こえるかもしれません。
でも、僕はまったく逆に考えています。
誰も習っていないということは、ちゃんと受け取れる人は本当に少ないということです。
我流で適当にやっているか、ものすごい経験の後に体得したという人がいるだけです。
出す力を磨いている人は、山のようにいます。
でも、受け取れる人は、驚くほど少ない。
ということは、ここができるようになった人は、それだけで代えが利かなくなる存在になるということです。
数が少ないんですから、当たり前ですよね。
言語化がうまくなっても、話が通じる人にはなりません。
別の力だからです。
僕がメルマガで言いたかったのは、受け取る力だけではないのですが、これがメインであることは確かです。
実はこの受け取る力には、千年も前に名前がついていました。
今でも辞書に載っています(^^
無茶苦茶長くなったので、その話はまた続きでしますね。
この時点で分かったら、あなたはエスパーです(笑)。
ブログには書けない話があります。
限定記事『女性はすぐに付き合いたいと願い、
男性はすぐに付き合うと決められない理由』を、
メルマガ読者だけに公開しています。
他のどのサイトにも書かれていない内容です。
登録は1分で完了。いつでも解除できます。

私も受け取る力、とても大切だと思います。驚くほど少ないのです。ブルーオーシャンです(笑)
私は受け取り上手になりたいです。
言語化も大事ですよね、やはり自分の思いが伝わると嬉しいですから。相手の伝えたい事も受け取れるようになれば、人から好かれる人になれそうですよね😊
スタッフ面談で、上司が聞き役、わたしが書記担当のとき、スタッフさんが言った一言に上司が反応して「そうなんですよ、仰る通り……(自分の経験や意見を話し始める)」と言うことが結構あって、その度に「あ…話それてる気がするけど…。スタッフさん、他に言いたいことあったんじゃないかな~」と思っていました。
上司は言語化がとっても上手で、職場内での評価も高いです。でも、スタッフ面談では「あーーー」と、思うことが多くて、それが何故だろうと考えていたのですが、この記事で府に落ちました。
このお話、もっと深掘りして欲しいです!
出す力と受け取る力。
両方、欲しいです。
両方、必要です。
両方、磨きたいです。
解語之花(かいごのはな)でしょうか?
ファン・ジニを思いだします。
受け取る力。
確かに… お相手が、自分の発言の真意を汲み取ってくれたのが分かると感動しますよね。
この人に話してよかった、って思います。
すべてを語ることなんてできないんですよ。表に現れた思考の一部の、そのうちの一点だけに反応されても、言いたいことはそれじゃないって思うことあります。
人間は考える生きものだから、その人の脳の奥まで入ってきてくれる人は貴重です。
「言語化という言葉が、随分流行っているようです。」
そうなんですね。知りませんでした。
よくやる・・・。ここで。
一文にむかついたり、よくある。
「でも、受け取れる人は、驚くほど少ない。
ということは、ここができるようになった人は、それだけで代えが利かなくなる存在になるということです。」
なれたらいいけど、なれるとは到底思えない。
kou さん、
>出す力を磨いている人は、山のようにいます。
>でも、受け取れる人は、驚くほど少ない。
>ということは、ここができるようになった人は、それだけで代えが利かなくなる存在になるということです。
>数が少ないんですから、当たり前ですよね。
>言語化がうまくなっても、話が通じる人にはなりません。
>別の力だからです。
受け取ることが上手な人。
でも受け取る時って気をつけないといけないと思うんです。
受け取ったものがどんな物であれ
それによって自分は影響されない、揺るがない、しなやかさが欲しいです。
>実はこの受け取る力には、千年も前に名前がついていました。
え?気になる。
どんな名前なのかもったいぶらずに教えてくださいね(^^
受け取る力…!!
受け取っているものをちゃんとみる力..!
リクさんのコメントがわかりやすすぎて、すごいですね。
なんか語彙力がない感じになってしまうけど(笑)
言葉にするのも難しいし、そもそも気持ちの数だけ言葉が必ずあるわけでもない。でも
こうやってコメントすることで、日常にしようとしています。
読解力は、ここで知ってから意識することは増えましたね。やはり、本を読むこと、いやKouさんの記事を読むことを続けていたら、こちらも身につくはず。
それにしても、受け取る力のことで千年前からあるって…なんでしょう。
傾聴??
怒涛だったから、改めて復習します。
出来ている時と、出来ていない時があると思います。
出来ていない時は、多分、気持ちに余裕がない時かも。
あとテンションが上がっている時。
うん、やっぱり落ち着くのが大事ですね。
そういえば夫とまだお付き合い中のとき
言葉で確認しすぎないように
気を付けていました
ちゃんと見ればわかる
見た、そのまんまが答え
既成事実をつくる
事実を積み重ねる
言葉以外をしっかり読み取る
言葉以外でしっかり積み重ねる
「無粋」
って言葉がありますよね
言葉に頼り過ぎるせいで
無粋にならないように
気をつけよう
出す力、受け取る力、どちらの本もたまたま今年買って読んでいました。
知らぬ間に流行りに乗ってたのか。
**
相手の話の中の、たった一語に反応してしまう。
そして、その一語について話し始めてしまう。
**
ちょうど今日そんな場面に遭遇しました。
話はじめのたったの数単語だけでもう遮って、トンチンカンな返事(しかも早とちりして怒ってる)をしたので、話者と聞き手の間に入りました。
明らかに冒頭で反応してるのにこれで本人は話聞いてるつもりなんですか。。エー
私達の中ではとっくに「いつも話をちゃんと聞かない人」です。
クイズだったらお手付きですよ。
でもこの人は一般的な意味の方の言語化、出す力の方は大得意なんです。
やっぱり全然別の能力なんだな…
受け取れる人になりたい。
聞く(内容を聞く) →hear
聴く(感情や背景まで受け取る) →listen
訊く(分からない部分を確認する)→ask
ちゃんと書いてあったのに、読んでいるつもりで全く読んでいなかった…!
相手の話の中の、たった一語に反応してしまう。→ このブログでも同じことをしている自分。いかに自分が普段から人の話をきいていないか、気付きました。
コメントする時は、でも、書いてある言葉をきっかけに、好きなように妄想の翼を広げさせてもらっています🪽
記事に答えるためのコメントのこともあるけど、それ以上に、自分の中の何かを発見したり整理したりするためのこともあるので。
ということで、
関係あるような、無いようなこと。
音楽の音には方向性があります。
ベクトルの、矢印がどこを向いているかが重要。実はみんな矢印を読み取る能力がある。
特に歌は分かりやすくて、
歌い手が「この音高くて苦しい〜」とか「緊張してる〜」なんて思っていると、その邪念がバッチリ聴き手に伝わります。
音程とリズムがたとえ合っていても、なぜか分かります。「ああ、何も考えてない音だな」とか「自分のことしか考えてないな」とか。
ちゃんと音楽になりきって音を出すと、それもまた伝わります。
それが上手くいったとき、みんなが音楽になりきって、聴き手に届いた時、音楽が「本物」になった時、音楽を通して、演奏者と指揮者と聴衆は一体になって、びっくりするくらいの感覚を味わうことができます。
音楽と、会話・対話は本質が同じなのかもしれないと思いました。
その「場」が本物になった時、その場の「対話」が本物になった時、予定調和とは違った新しいものが生まれると思います。
そして、対話を本物にするために必要なのは、対話の参加者の、対話に参与する意志だけ、とブーバーは言っていたはず…
そういうことだな。